スパルタ対アテネ
第3週 第1日(月)
スパルタは、ギリシャ南部の険しい山中にある小都市で、古代世界で最も恐れられた軍隊を擁していた。
スパルタの兵士は、生まれたときから血を吐くような訓練で鍛えられていた。
だから、古代ギリシャの都市国家どうしがほぼ絶え間なく血なまぐさい抗争を繰り広げる中、戦闘で負けたことは一度もなかった。
古代ギリシャの歴史は、軍事国家スパルタとその隣国アテネとの対立が中心になっている。
スパルタでは文化活動に割く時間は殆どなかったが、アテネは哲学、美術、科学の各分野で人類史上極めて優れた成果を残した。
スパルタとアテネは前550年から前350年まで繰り返し戦っていた。
この抗争は、マケドニア王フィリッポスが北から攻めてきたことで突然終わりを告げた
スパルタの兵士の教育方法が非常に厳しく、生まれたばかりの赤ん坊も未熟児であれば崖から落とされたとかなんだとか。
スパルタと聞いて最初に頭の中に出てきた意味は、スパルタ教育のことで非常に厳しい教育のことであったが、その由来が古代ギリシャから来たものだとは知らなかった。
最強の兵士・部隊を作るために、徹底的に厳しく教育することで作ることができたという例だが、現代に通ずるかどうかは結構微妙。
何をすれば勝てるか、何ができれば勝てるか明確であればそのことを徹底的に教え込めればいいが、何をすれば勝てるかわからない現代教えることよりも、自分で判断をすることが大事になっている。
その他にも情報がいつでも・誰でも取得できるこの時代、スパルタで決められたことを疑問を持たずに実行することも考えにくい。
過去にこういう例があって最高の部隊を作れたこと、学ぶこともあるかと思うので心に留めておく