和声(ハーモニー)

第3週 第5日

旋律が音楽の出発点だとすれば、その旋律に色を付けるのが和声(ハーモニー)である。

和声とは、2つ以上の異なる高さの音を同時に響かせたものだが、和声の仕組みは奥が深く、音楽理論化の中には、その解明に研究者人生の大半を当てるものも多い。

2つの音の高さの隔たりを音程といい、音程は「度」という単位で表される。

複数の独立したパートで構成される音楽を多声音楽といって、中世から作曲されるようになったが、中世の作曲家たちは、響く感じのする4度(ドとファやレとソなど)や5度を好んで使った。

つまり、旋律の4度か5度下に、旋律と並行して動くパートを付け加えたのである。

それがルネサンス期になると、三和音が和声の基本単位となり、それが何百年も続いて、今も様々なジャンルの音楽で使われている。

三和音とは、3度の音程(ミとソやシとレなど)を基本にして3つ以上の音を同時または続けて響かせた和音のことだ。

何度の音程を組み合わせて和音を作るかによって、長調(明るくて楽しげな響き)になるか短調(暗くて悲しげな響き)になるかが決まる。

また、三和音を構成する音の上下を入れ替えることを転回と言い、これも和声を返るのに使われる手法の一つだ。

※豆知識 和声を意味する英語「ハーモニー」の語源はギリシャ語の「ハルモニア」で、これは「固定」、「つなぐ」という意味である。


音楽の教科書を読んでいるわけではないけど、毎週音楽の知識を基礎から学べてる気がする...!

学生時代作曲したくてどうして良いかわからなかったけど、旋律作って、和声にしてと曲作りをしたくなってきた