世界の教養

論理学

第9週 第6日(土) 論理学とは、形式として有効な論証についての学問だ。 論証は、前提となる複数の文と結論を述べる一つの文で構成される。 ソクラテスは人間である ソクラテスが人間であるならば、ソクラテスはいずれ死ぬ ゆえにソクラテスはいずれ死ぬ これ…

アントニア・ヴィヴァルディ

第9週 第5日(金) ヴェネツィアのバイオリン奏者の子として生まれたアントニア・ヴィヴァルディ(1678~1741)は、幼い頃から病弱で、1703年に聖職者の道に進んだ。 その後すく、ヴェネティアにあった女子孤児院のひとつピエタ養育院で住み込みのバイオリン教師…

メンデルの遺伝学説

第9週 第4日(木) チェコの修道士グレゴール・メンデル(1822~1884)がエンドウマメの実験を始めた19世紀半ばには、遺伝については次の2つの学説が主流だった。 一つは、両親の特徴がどちらも同じように混ぜ合わされて子供ができるという説。 もう一つは、子供…

ルネサンス美術

第9週 第3日(水) ルネサンスと呼ばれる時代は、中世の次、近代の前に当たる。 ルネサンスという言葉は、ラテン語で「再生する」という意味のレナースケレを語源とし、古代ギリシャ・ローマ文化の再生を意味している。 ルネサンス期の芸術家や知識人は、中世…

ガブリエル・ガルシア=マルケス

第9週 第2日(火) コロンビアの作家ガブリエル・ガルシア=マルケスは、おそらく他の誰よりも20世紀に世界の目をラテン・アメリカ文学へ向けさせるのに貢献した人物だろう。 かれは長編小説と短編小説で、自分の生まれ育った大陸の歴史とそこに住む人々を、現…