モーセ
第8週 第7日(日)
モーセは、ユダヤ教の歴史の中で最も重要な聖書中の人物の一人だと広く考えられている。
アブラハムの息子であるヘブライ人は、飢饉のときイスラエルを離れエジプトに定住した。
ヤコブの息子ヨセフがエジプトでファラオに寵愛されていたからだが、やがてファラオとヨセフの友情は忘れられ、ヘプ雷神はエジプト人の奴隷になった。
モーセは、エジプトで父アムラムと母ヨケベドの間に生まれた。
そのころエジプトを支配していたのは悪逆非道な王ラムセス二世で、このファラオはヘブライ人の奴隷が産んだ子供は殺してしまえと命じていた。
ヨケベドは、モーセをうまく隠していたがそのうち隠しきれなくなり、モーセが三ヶ月になると彼をかごに入れ、優しい人が見つけてくれることを願ってナイル川に流した。
結果ファラオの娘がモーセを見つけ、自分の子供として育てた。
モーセは成人し、自分の真の出自を知った。
その直後彼はエジプト人がイスラエル人を殴っているのを目撃し、その仕返しにこのエジプト人を殺害した。
このような凶悪犯罪に手を染めてしまったため、モーセはエジプトからの逃亡を余儀なくされシナイ半島で40年間暮らした。
ある日モーセは、神からエジプトに戻り、イスラエル人を率いてエジプトから脱出させよと命じられた。
モーセはエジプトに戻り、ファラオを説得してヘブライ人を開放してもらおうとした。
ファラオが拒絶すると、神はエジプト人に10の災いをもたらした。
このうち最後の災い-エジプト人の全家庭で最初に生まれた男子が死ぬという厄災-が決定だとなり、ファラオはイスラエル人を開放した。
しかし、イスラエル人が立ち去るのを許した後で、ファラオは軍勢を率いて彼らの後を追った。
イスラエル人が葦の海(紅海)にたどり着いたころ、ファラオの軍勢も追いついた。
逃げ場を失ったイスラエル人を救うため、神は紅海を左右に分けてイスラエル人を通し、全員が渡り終わったところで海を閉じてエジプト軍を溺死させた。
紅海を抜けた後モーセはヘブライ人を率いて砂漠を横切り、シナイ山に到着すると、一人で山に登って十戒を神から直接授かった。
モーセが歴史上実在したのかどうかについては議論の余地があるが、彼がリーダとして、また立法者として、ユダヤ教の歴史ので最も重要な象徴的人物であるのは間違いない。
海を割る話で有名なモーセ。
海を割ることなんてできないし、エピソードと共にモーセが実在したかを問うなんて自分にはナンセンスにしか思えない。。。
しかも、エジプト人に課した10の厄災や海を割ったり、結局何かをするのは神なわけであって、モーセ何もしてないじゃん。
最初から神が天罰やらなんやらやればいい話で、なぜモーセだったり人を遣わすのか意味がわからない。