ビザンツ美術
第6週 第3日(水)
ビザンツ帝国という名は、首都の旧名ビザンティウムに由来している。
4世紀にローマ皇帝コンスタンティヌス一世が、宮廷をローマからここへ移し、コンスタンティノープルと改称した、
現在この都市はイスタンブールと呼ばれている。
ローマ帝国の西半分が崩壊した後も、東半分はコンスタンティノープルのビザンツ皇帝による統治が続いた。
ユスティニアヌス一世の時代(527~565年)は、美術史ではビザンツ美術の第一次黄金時代と呼ばれている。
この時期にコンスタンティノープルのハギア・ソフィアや、イタリアのラヴェンナにあるサン・ヴィターレ聖堂などが建築された。
第二次黄金時代は9世紀後半から11世紀で、この時代にはヴェネチアのサン・マルコ大聖堂が建てられた。
ビザンツ美術の大半は、宗教をテーマとしている。
聖書の物語や、聖なる人物の理想化された姿(イコン)が圧倒的に多い。
ビザンツ建築は、ペンデンティブで支えられたドームを用いるのが特徴だ。
ビザンツ美術に彫刻は非常に少ないが、神話の場面を描いた小さな象牙掘りはある。
ビザンツ帝国では、宗教画は非常に熱心に礼拝され、そのため726年に皇帝は、イコンは偶像崇拝につながるとして、これを禁止した。
以後100年近くに渡って、人間の姿をしたキリストと聖母マリアの図像は禁止された。
これに反対するイコン崇敬派は、ローマ皇帝の支援を得て、843年に禁令を撤回させた。
ビザンツ美術で調べるとビザンティン美術としての名称の方が一般的らしい。
この本の訳語がちょいちょい異なってるので気になる。。。
ビザンティン美術はイコン = 姿絵が有名らしい
ザビエルを思い出したのは自分だけだろうか...w