闇の奥
第6週 第2日(火)
ジョーゼフ・コンラッドの1899年の中編小説「闇の奥」は、時代のはるか先を行く作品で、多くの点で心に20世紀的な小説の走りだった。
19世紀末の写実主義的スタイルに根ざしながらも、その後に続くモダニズム時代の特徴となる諸々のテーマを扱っている。
また本作は、19世紀にヨーロッパの帝国主義がアフリカとアジアで振る舞った際限ない残虐行為を批判的に見た最初の文学作品の一つとして知られている。
闇の奥という本が文学的に評価されている理由としては、誰もが触れることができなかった差別・残虐行為を扱っているからかなと。
新しいテーマを扱うことが一つ評価されるポイントであり、かつフロイトの無意識など、探求することが可能な要素を取り入れているということも一つあるなと。
80ページ程度の中編らしいので、さくっとよんでみたいなと。